イスタンブルの住宅価格、1年で2倍に
2022年04月19日付 Cumhuriyet 紙


中央銀行が明らかにしたデータによると、イスタンブルの住宅価格は昨年の同月と比較すると名目上106%上昇した。住宅価格が値上がりしている一方で、住宅需要は健在で、不動産屋での売買物件探しは難しくなっている。

トルコ共和国中央銀行が公開した住宅価格指数データにより、トルコ共和国全体における住宅価格は前月と比較し13.5%、昨年同月と比較すると名目上96.4%上昇したことが明らかになった。

データによると、イスタンブルにおける住宅価格は昨年の2月に比べ106%上昇した。住宅価格と賃料上昇の原因は需要の増加である。イスタンブルの不動産屋は、売買物件や賃貸物件の需要に応えられていないと話す。

■「売買物件や賃貸物件の需要に対応できない」

不動産屋のテネール・イシュレキ氏は、ここ最近売買物件および賃貸物件の価格が急騰していると話す。彼は以下のように述べた。「我々は売買物件や賃貸物件の需要増加に対応できていない。不動産を売ったとしてもその価格に見合う引っ越し先を見つけることができないということで、人々が売り渋っているとも考えられる。賃貸物件に対する需要も非常に多い。家賃は日ごとに変化することもある。賃貸物件を問い合わせるお客さんには望ましい返事ができないでいる。住宅の生産がここ最近減少しているため、供給が間に合わなくなっている。また需要が増加していることもあり、価格が上昇している。住宅生産が増加すれば住宅価格が下がるかもしれない。」

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( 翻訳者:金子萌 )
( 記事ID:53296 )