シリア:シャーム解放機構の治安部隊による銃撃を受けた女性が手当の甲斐なく死亡(2)
2022年02月28日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シャーム解放機構の銃撃を受けた女性がトルコでの治療の甲斐なく死亡、同機構は調査委員会の発足を誓約するも結果については明らかにせず

【スーリーヤ・ネット】

一方シャーム解放機構の戦闘員らは、ファーティマさんの家族や親せきが暮らすアティマ・キャンプの付近を攻撃した。戦闘員らはその場で怒りの抗議デモを解散させるために発砲を行ったほか、彼らの一部を数時間にわたって拘束した。

その際シャーム解放機構の戦闘員らがアティマ・キャンプで抗議デモを解散させるために行った発砲により、児童を含む民間人複数人が負傷した。

事件が発生したのち、シャーム解放機構はその調査を開始することを表明した。しかし現在に至るまで、「救済政府」の司法当局は調査の結果についていかなる発表も行っていない。

一方ダイル・バッルート通行所のFacebook公式ページは次のように投稿した。「(救済)政府当局は、女性の負傷事件およびその状況を調査するための調査委員会を立ち上げる。同委員会は事件に関与した人々を司法へと引き渡すだろう」。

同ページはさらに「女性は、(治安部隊が)アティマ村とダイル・バッルート村の間でディーゼル燃料を密輸していた業者を追跡している最中に発砲を受けた」ことを明らかにした。

活動家たちは、特に今回の犯罪に関与したのがシャーム解放機構の構成員らであったため、同機構がファーティマさん殺害事件を有耶無耶にするのではないかとの懸念を持っている。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:53309 )