イランでもっとも恐ろしい家の恐怖を掻き立てる画像 イランのどこにこの幽霊屋敷は在るのか?(1/2)
2022年04月14日付 Hamshahri 紙


 ケラールダシュト県[イラン北部マーザンダラーン州西部に位置する県]にある廃邸宅は不気味な建築の幽霊屋敷なのか、それとも芸術作品となる予定だったのか?

【ハムシャフリー電子版】YJC通信[1999年に国営放送(IRIB)によって設立されたイランの通信社]によると、ケラールダシュト県コロメ村のある丘の上に位置する不気味な建築の廃邸宅に関して様々なうわさ話が流されてきた。

 この家には数十もの謎の点がある。例えば、どこにも左右対称な部分が無い、取り付けられている数十のドアや窓がすべて違う形をしている、壁が平面的でない、1階に大きなくぼみがあり、2階には数メートルに及ぶ鉄製の檻状のものがある点などである。これらのことがこの家をより謎めいたものにしている。

 「この家は一晩にして建てられ、多くの財宝が敷地内に隠された」と言う人々もいれば、この邸宅は建設中であったが幻想的な生物の注目の的となり、それらがこの家の所有者に危害を与え、苦しめたために家主が逃げ出してしまったのだと信じている人々もいる。

 この家が謎めいていることが理由で、一部の人々はその家を幽霊屋敷、または地元の方言で「不品行なジン[イスラーム圏においてオカルト現象の主要な原因とされる、肉眼には見えない‘’精霊‘’]の屋敷」と名付け、建物の奇妙さと相俟って、この名前自体が多くの観光客や冒険好きの人々の足をケラールダシュトの幽霊屋敷に向かわせる原因となった。

 この地域の住人であるモガッダム氏はこの奇妙な家の秘密を明かし、以下のように述べた。「この邸宅は一夜にして築かれたのではなく、何年か前に奇妙な建築に興味のある個人によって建てられた。しかし、この地所が自然地及び農業用地にある為、サービス事業者が所有者に水道管、電気配線、ガス管の提供に反対し、家は建築途中のまま放棄された。1階に3×5メートルの鉄製の檻状のものがあるのも、おそらくこの邸宅を作るための工具をその中に置き、それらの工具が建設中に盗まれるのを防ぐためであったのだろう。」

―(2)に続く―

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( 翻訳者:NA )
( 記事ID:53317 )