エルドアン、プーチンと会談「仲介役を務める」
2022年04月29日付 Hurriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を実施した。エルドアン大統領はプーチン氏との会談でトルコでのロシア・アメリカ間の人質交換について議論した。

大統領府通信局が行った発表によれば、会談では27日トルコで実現したロシア・アメリカ間の人質交換(の話題)に加えて、ウクライナでの戦争の展開についても話し合った。 
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は会談で、国家諜報機構の調整と監視のもと、27日トルコで実現したロシア人パイロットのコンスタンティン・ヤロシェンコ氏とアメリカ海兵隊のトレバー・リード氏の人質交換のためにエルドアン大統領に感謝を述べた。

■「諜報機関間での緊密な対話が安定した情勢を保つことにつながる」

エルドアン大統領はトルコのこの人質交換の仲介は平和、対話、協力を重視しているしるしであり、仲裁という使命の観点からも有意義であると述べた。エルドアン大統領は国家諜報機構が人質交換時に担った役割について指摘し、諜報機関間での調整や緊密な対話を続けるべきであり、これが地域の人道的悲劇を回避し、安定した情勢を保つことにつながると主張した。

■「我々は和平へ続く道で仲裁する準備がある」

エルドアン大統領はロシアとウクライナ間の戦争を終結させるためにイニシアティブをとって、和平へ続く道で仲裁する準備があると話し、イスタンブルでの会談で得た勢いを加速させて、地域に恒久的平和を早急に確立することを望んでいると言及した。エルドアン大統領はトルコは2つの隣国の間にあるこの危機を乗り越え、平和を築くための努力を決意と誠実さをもって続けさせることを強調した。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:53350 )