パレスチナ:米国政府がパレスチナ人ジャーナリスト殺害事件の「即時的かつ全面的な調査」を要求
2022年05月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■米国政府がジャーナリストのシーリーン・アブー・アークラさんの殉職をめぐって「即時的かつ全面的な調査」を要求

【ワシントン:本紙】

米国政府は水曜日、ヨルダン川西岸地区でイスラエルが実行した軍事行動のさなかに起こった、パレスチナ人ジャーナリストであるシーリーン・アブー・アークラさんの殺害を非難した。同政府はさらに、その責任の所在を画定するための「即時的かつ全面的な」調査の実施を呼びかけた。

米外務省のネッド・プライス報道官は、シーリーン・アブー・アーキラさんの「殉職」は「あらゆる場所における報道の自由に対する侮辱」を体現していると述べた。

ホワイトハウスのカリーン・ジャンピエール副報道官はライス氏の声明を繰り返し、エアフォースワンに搭乗中の記者らに対して、「政権はジャーナリストの『殉職」を激しく非難している」と述べた。一方同副報道官は、ジョー・バイデン大統領がアブー・アークラさんの家族に連絡するつもりであったかどうかについては明らかにしなかった。

リンダ・トマス・グリーンフィールド米国連大使は記者らに対して、「この事態は透明性のあるかたちで検討するのが望ましい。我々はそれが発生した原因を理解できるよう、両当事者が調査に参加するよう促す」と述べた。またアメリカ合衆国の「絶対的な優先事項」は「米国の国民およびジャーナリストの保護」にあると強調した。

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( 翻訳者:永井俊輔 )
( 記事ID:53426 )