アメリカの元国防長官がトランプ前大統領によるイラン人上級将校暗殺の意図を暴露
2022年05月07日付 Jam-e Jam 紙


 アメリカの元国防長官が、近日中に出版されることになっている本の中で、ドナルド・トランプ氏が、2020年の選挙前にイランの軍司令官の暗殺を決意していたと書いている。

【ジャーメ・ジャム電子版】アメリカの元国防長官マーク・エスパー氏は、『聖なる誓い』という題名の自身の新たな著書の中で、アメリカ前大統領であるドナルド・トランプ政権下での自身の回想を執筆した。

 同氏は著書の中で、トランプ前大統領が、2020年の大統領選挙前、政治的および選挙での目的を推し進めるためにイランの上級将校をイラン国外で暗殺しようと決意した、と書いている。

 同氏の著書によると、米国元国家安全保障問題担当大統領補佐官のロバート・オブライエン氏が、元米軍統合参謀本部議長のマーク・ミリー氏にこのことを知らせたところ、マーク・ミリー氏は驚きを隠せなかったという。マーク・エスパー氏は、著書の中でこの軍将校の名前には触れていない。

 同氏はさらにこのように書いている。「これは、広範な結果を伴う極めて悪い考えであったが、ロバート・オブライエン氏はこの攻撃に関してトランプ氏の政治的利益のみを念頭に置いていたのだろう、とマーク・ミリー氏は考えていた。」

 ガーディアン紙によれば、マーク・エスパー氏は自著の回想の中で、イランの軍将校に対する襲撃を含む、ドナルド・トランプ氏の違法かつ悪しき提案に対して常に抵抗してきた賢明な人物像を演じようとしたのだ、という。

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( 翻訳者:SK )
( 記事ID:53439 )