シリア:シリア民主軍報道官「トルコは世間がウクライナ戦争に忙殺されている状況を悪用」
2022年05月25日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■シリア民主軍報道官「トルコは、新たにシリアへの侵攻を開始するとの脅迫に関して真剣である」

【スナック・シリアン・ドットコム】

(シリア・ジャズィーラ地区の広範な領域を支配している)「シリア民主軍」の公式報道官であるアーラーム・ハンナー氏は次のように述べた。「昨今のトルコの脅威は、昨年4月初旬から繰り返し発生している接触線上での軍事的緊張化を伴いながら、深刻なものとなっている」。

ハンナー氏は、サウジアラビアのアラビーヤ・チャンネルが運営するウェブサイト「アラビーヤ・ネット」が掲載した同氏の声明のなかで、「トルコによる軍事的緊張化が繰り返されており、その対象はトルコ軍による数々の違反によって多大な影響を受けた民間人たちの家屋である」と述べた。

さらに同氏は「トルコ政府は、世界がウクライナ戦争に忙殺されている状態を利用して、シリア北東部・西部で軍事行動を起こすために、米国からの青信号を得ようと試みている」との見解を示した。

さらにシリア民主軍の公式報道官は「トルコは、一方では世界がウクライナ戦争に忙殺されている状態を利用しようとしており、他方では国内の経済問題を覆い隠すための事件を作り出そうとしている」としつつ、「現時点においては、国際的勢力は、我々の地域に対する新たな占領作戦を始動させるとのトルコの望みを拒否している。こうした作戦とはもちろん、人道上のあるいは安全保障上の情勢に等しく影響を与えるものでもある」と付言した。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53492 )