シリア:シャーム解放機構の治安部隊がアンサール・イスラームの副総司令官を拘束(1)
2022年05月26日付 その他 - 7al.net 紙


■シャーム解放機構の治安部隊がアンサール・イスラームの副総司令官を拘束…自らの国際社会におけるイメージを「漂白」するための試みか

【ハッル・ネット】

地元の活動家らが本サイトに伝えたところによると、「シャーム解放機構」に属する総勢40人の治安部隊が、「アンサール・イスラーム」(アル=カーイダ系組織)の副総司令官で「アブー・ダルダー・クルディー」と呼ばれた人物をイドリブ県内で拘束した。

彼らが続けて明らかにしたところによると、今回のクルディーの拘束は、シャーム解放機構が数か月前から行っているアンサール・イスラームの指導者・メンバーらに対する逮捕キャンペーンの一環としてなされたものだったという。さらに同機構は今年の初めにも、アンサール・イスラームの軍事司令官で「アブー・アブドゥッラフマーン・クルディー」として知られた人物を拘束していた。

さらに彼らは、アンサール・イスラームのもっとも著名な司令官の一人であり、イラク国籍をもつアブー・ダルダー・クルディーが、2013年にシリアに入国したことを明らかにした。その際彼の目的は、「ヌスラ戦線」(シャーム解放機構の前身)がシリアの反体制諸派を駆逐し、イドリブ県を支配するのを支援することにあったという。

アンサール・イスラームは、2014年にヌスラ戦線が2014年にイドリブ県を支配するとともに活動を開始したジハード主義組織の一つとして数えられている。その本拠地はイドリブ県ハーリム市の北西部に位置する山岳地帯である。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53500 )