米国:バイデン大統領の中東訪問が来月7月まで延期
2022年06月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■NBCニュース : バイデン大統領の中東訪問が延期に、サウジアラビアとイスラエルが訪問先に加えられる可能性

【イスタンブール:アナトリア通信】

米国の「NBC ニュース」が土曜日に報じたところによると、ホワイトハウスは、ジョー・バイデン大統領が予定している中東訪問を今月から来月7月に延期し、サウジアラビアおよびイスラエルを含むよう訪問先を拡大することを決定した。

同局は、米政権内の複数筋(匿名)の発言を引用しつつ、「ホワイトハウスは現在、来月における中東へのより広範な訪問プログラムを計画している」と述べた。

さらに同複数筋は、「我々は現在、バイデン大統領がGCC(湾岸協力会議)サミットに出席するために、同大統領によるイスラエルとサウジアラビアへの訪問を調整中である」としつつ、「これが正式に決定し次第、日程を確定させるつもりである」と付言した。

ホワイトハウスは、米大統領による次なる中東訪問について公の発表は行っていない。

金曜日には、ジョー・バイデン米大統領は「次なる中東訪問の一環としてサウジアラビアを訪問する可能性がある」と発表していた。

同大統領はその際ビデオメッセージのなかで「私が中東諸国に赴く可能性があり、おそらくサウジアラビアも訪問先の一つとなるだろう」と述べた。

ここ数か月間、バイデン政権は、特にサウジアラビアが隣国イエメンで8年間にわたって主導している戦争を終結させることを目指して、さまざまな問題に関連してサウジアラビア政府との協力体制を強化している。

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( 翻訳者:鈴木真宝 )
( 記事ID:53543 )