ターリバーン国防相、自爆テロで九死に一生
2022年05月28日付 Hamshahri 紙


 ナンガルハールでターリバーン聖戦士ムッラー・ヤクーブ国防相代行に対する自爆テロがあったと、複数のメディアが報じている。この事件でヤクーブ師の側近複数名が殺害されたが、ヤクーブ師自身は被害を免れたと言われている。

【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)はオフォグ通信の記事を引用して以下のように報じた。「複数のメディアによれば、ターリバーンの聖戦士ムッラー・ムハンマド・ヤクーブ国防相代行は、本日土曜に発生した自爆テロで九死に一生を得た。しかし当時同行していた側近複数名は死亡した。」

 一方、ターリバーン国防省は、ムッラー・ヤクーブ師がナンガルハールへの訪問に際し、デュアランド・ライン[1893年に事実上イギリスによって設けられた境界線で、現在のアフガニスタン・パキスタン間の国境線でもある]を訪れたことを発表していた。

 同省によれば、ムッラー・ヤクーブ師は訪問中に関係筋と諸問題について意見交換を行い、安全保障と国家防衛の分野における国防軍の活動を称賛した。

 数日前にも「アフガニスタン国民解放戦線 (National Liberation Front for Afghanistan)」が、カーブルでの攻撃で数名のターリバーン高官が殺害されムッラー・ヤクーブ師が「重傷を負った」と主張した。

 他方で、ターリバーン内の強硬派集団「ハッカーニー・ネットワーク」がナンガルハールでムッラー・ヤクーブ師の拘束もしくは暗殺を企てているとの噂も広がっている。

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( 翻訳者:OK )
( 記事ID:53545 )