シリア:トルコによる侵略の脅威が高まるなか、ロシアがカーミシュリー空港に新たに300人の兵士を派遣(1)
2022年07月06日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■トルコの軍事作戦の始動に関する脅威が高まるなか、ロシアはカーミシュリー空港に新たに300人の兵士を派遣

【スナック・シリアン・ドットコム】

トルコ軍は、アレッポ県北部の田園地帯にある複数の市町でそのプレゼンスを高めた。これはトルコがイード・アドハーを終えたシリアの土地に対する新たな侵略を始動するという脅迫を行うなかで、同軍の真剣さを表すものと考えられる。一方これと同時に、シリア軍と「シリア民主軍」の間では新たな合意の兆候が見られている。こうした合意のうえでシリア軍がシリア民主軍の支配地域に進駐することは、トルコ政府が攻撃を開始するために依拠している口実が解消されることを意味する。

レバノンの『アフバール』紙は、「事情に精通している」とされる現場筋(匿名)の話として、現時点で、シリア軍と対トルコ国境地帯に存在するシリア民主軍との間に調整メカニズムは存在しないと報じた。さらに同筋は次のように付言したという。「ここ2日間で起きたことは、アレッポ市とラッカ市を結ぶM4国際道路沿いにある複数の市町に展開されている部隊に対する増強である。この増強には、これらの部隊を強化することを目的として、重火器、戦車、ロケットランチャーなどの供給が含まれた」。

同筋によると、シリア・トルコ国境地帯にある全ての市町にシリア軍が展開されたうえ、そこからシリア民主軍が撤退することは、トルコの脅威を排除するための唯一の手段であるという。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53710 )