シリア:エルドアン大統領はプーチン大統領に越境支援メカニズムの延長に同意するよう求める(1)
2022年07月11日付 その他 - al-Souria.net 紙


■トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領に対し、「バーブ・ハワー通行所」を越境支援メカニズムに向けて開かれたままにしておくよう要請

【スーリーヤ・ネット】

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はロシアのヴラジーミル・プーチン大統領に対し、国連による越境支援に向けて、「バーブ・ハワー通行所」を開かれたままにしておくよう要請した。

これは、国連安保理が今後数時間以内に開催するであろう「緊急会合」に向けて、人々の関心が集まっているなかで発生した出来事である。この緊急会合では、(シリア・トルコ)国境を越えた支援物資提供メカニズムの有効期間を延長するための投票が実施される予定となっている。

これに先立つ金曜日以来、ロシア政府は、シリア北部に向けた支援提供を12か月間延長することを骨子とする西側の計画に対して拒否権を行使してきている。

アナトリア通信が月曜日に伝えたところによると、エルドアン大統領はプーチン大統領との電話会談のなかで、「国連がシリアで実施する越境支援メカニズム(の有効期限)を延長する重要性」を強調した。

さらに同通信社によると、両大統領は同様に「黒海で穀物の輸出を行うための安全な通行路を設置するための国連の計画」についても言及した。

ロシア政府がシリアへの越境支援メカニズムの延長案に対して拒否権を行使したことを受けて、国連安保理は今後数時間以内に緊急会合を開催することが決定している。

さらにアナトリア通信が事情に精通する複数筋の話として伝えたところによると、「ロシア政府は、越境支援にかかわる国連の認可の期限を1年間延長することを提案する、アイルランド・ノルウェー共同決議案に対して拒否権を行使した。それを受け、同決議案に複数の修正が加えられた」。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53740 )