シリア:政府とシリア民主軍がロシア後援のもとで近く「合同作戦指令室」を設置(1)
2022年07月07日付 al-Watan 紙


■ロシアの後援のもとで「合同軍事作戦室」が近く設置されるとの情報…シリア・アラブ軍は引き続き部隊の増強を続け、マンビジュ、タッル・リフアトの両地域でこれまで以上の兵力を展開させる

【ダマスカス:本紙】

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の誤算、そしてシリアの領土を再び侵略するとの同大統領の意図を原因として、ロシアから同大統領に向けた度重なる警告が生じた。

こうした警告のなかで最新のものは、ロシアが「緊張緩和地帯」の内部で昨日、エルドアン大統領が従えるテロリストらに対する正確な空爆を実施したというものである。

イドリブ県南部の郊外地帯に位置するザーウィヤ山の地元複数筋が本紙に対して証言したところによると、ロシア軍の航空部隊は昨日、いわゆる「ファトフ・ムビーン」作戦指令室の複数拠点および武器庫に対して10回以上の空爆を加えた。同司令室はテロリストである「ヌスラ戦線」によって主導されており、そこにはトルコ体制によって資金提供を受ける民兵らや複数のテロ組織が参加している。

さらに同複数筋は、ロシアの空爆が、イドリブ県南部に位置するルワイハ町、バイナイン町、サルジャ町、シャナーン町の付近に集中するかたちで実施されたことを明らかにした。この空爆によってロシアは、テロリスト総勢30人以上を死傷させ、彼らの軍事機材および重火器を複数破壊することに成功した。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53749 )