シリア:バイデン米大統領が国家安全保障会議に対しシリア政府との直接協議を指示したと報じられる
2022年07月12日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■オースティン・タイス氏問題…バイデン大統領は米国家安全保障会議に対しシリア政府との直接的な協議を行うよう指示を出す

【スナック・シリアン・ドットコム】

シリアで現在行方不明となっている米国人ジャーナリスト、オースティン・タイス氏の母親が明らかにしたところによると、ジョー・バイデン大統領は米国家安全保障会議に対し、同氏の問題を協議するためにシリア政府と直接話し合うよう求めた。

同ジャーナリストの母親であるデブラ・タイス氏は月曜日、米『ワシントン・ポスト』紙によるインタビューのなかで次のように述べた。「今年5月2日に行われたバイデン大統領との会談のなかで生じたもっとも重要な出来事は、同大統領が、シリア政府との直接的な協議をもち、同政府と協力するよう国家安全保障会議に明確な指示を出したことでした」。さらに同氏は、同氏の知る限り、これまで米国とシリアの間でいかなる連絡は行われていないと証言した。さらに「シリア政府との協議を持つこと以外に重要なことは何もありません。なぜならそれ以外の全ての努力は、それを実現するための努力だからです」と付言した。

米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏は、2012年にシリアで行方不明になったのち、武装集団の1つとともに姿を見せた。同氏の両親は、行方不明になっている息子に関する情報を得るために、シリア政府との直接の協議の場を持つことを模索している。一方米国のウェブサイト「アクシオス」が伝えたところによると、シリア政府はこれまで、オースティン・タイス氏の問題にかかわるコミュニケーションのなかで、米国の代理人との交渉を拒否してきたという。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53751 )