シリア:シリア・イスラーム評議会はハマースに対しアサド政権との関係正常化の再考を求める
2022年07月23日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シリア・イスラーム評議会はハマースに対しアサド政権との関係正常化の再考を求める…「危険かつ罪深い決定」

【スーリーヤ・ネット】

シリア・イスラーム評議会は、イスラーム抵抗運動(ハマース)が複数の発表や声明のなかで、アサド政権との関係を正常化するとの意向を示したことを受けて、同運動を攻撃する声明を発表した。

同評議会は今日土曜日に発表した声明のなかで次のように述べた。「(シリア・イスラーム)評議会は、ハマースにこのような危険な決定から身を引くよう促すために、イスラーム世界のウラマーたちとともに努力を払ってきた。しかし同運動からは、この問題に関する回答はおろか、極めて薄い返答すらなされることはなかった」。

同評議会は、ハマースによるアサド政権との正常化に向けた意向について言及しつつ、「危険かつ罪深い決定を継続することに対するもっとも強い警告」を発した。

さらに同評議会は次のように付言した。「ハマースと(アサド)政権の関係が再正常化されるということは、同運動がイスラーム世界にとっての敵である枢軸、すなわちイラン、ヒズブッラーと呼ばれるもの、フースィー派、その他の宗派主義的民兵らによって構成されるイランの宗派枢軸の列に加わることを意味する」。

同評議会は声明の終わりに、ハマースに対して、「(アサド政権との)関係正常化にかかわる決定を公に撤回し」、「かつて同運動によって体現されてきた殉教者たちの生きざまを保ち続ける」よう求めた。同評議会によると、ハマースがこれを実行しなかった場合、同運動は「イスラーム世界と分離された状態に身を置くことになる」のだという。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53799 )