シリア:アサド大統領一族、麻薬「カプタゴン」密輸に加担か(4)
2022年06月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アサド一族が体制の資金調達のため麻薬「カプタゴン」の密輸に加担しているとドイツの捜査官らが公表

【ベルリン:本紙】

≪アメリカの確信≫

ドイツ『デア・シュピーゲル』誌によると、シリアは徐々に「麻薬仲介国家」と変容したという。米国の元シリア特使ジョエル・レイバーン氏によると、「カプタゴン」は中でも最も重要な輸出品になったという。また、同氏は「アサド体制は『カプタゴン』収入を失うことは避けられないだろう。体制は継続的な麻薬の製造と輸出を許可するためだけに傍観しているのではないのだから。」と声高に主張する。

商品が押収されたシリアの製造者らは、まるで途轍もない量の麻薬を製造しているかのように、容易くその受難に持ち堪えているようだったので、それが更なる疑念を呼んだ。ドイツのエッセン市で調査をする検察官およびノルトライン・ヴェストファーレン州の刑事捜査官らは、「イヤード・S」がこれらの取引の背後にいる企画責任者であると考える。彼らは約1億3000万ユーロに相当する1トンを超える大麻、および1トンを超えるカプタゴンと、「イヤード・S」の活動および彼のグループとの繋がりをつかむことに成功したのだ。

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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:53812 )