シリア:スワイダの地元グループが政府系麻薬工場を没収(2)
2022年07月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スワイダの地元グループがシリア政府軍の治安機関傘下の麻薬工場を没収

【ダマスカス:本紙】

国境沿いの村々、特にスワイダ県南東にある村では、麻薬の密輸を専門とするグループが20以上も存在している。

「スワイダ24」によると、「彼らはグループ間で役割を分担しており、各グループが分権的に特定の任務をこなしている。」という。あるグループはダマスカスからスワイダ県内に麻薬の積荷の輸送を担う。たいていの場合、グループの構成員は検問所の通過を容易にするような安全上の任務を担っている。ちなみに、構成員の大半は、展開している地域で影響力を持っている地元の武装グループに属している。そして、地元のグループが積荷を国境の村で他のグループに引き渡す。引き渡されたグループの任務はヨルダン領内に徒歩で麻薬を輸送することで、たいていの場合、経歴に関係なく採用された部族の者たちが構成員となっている。

さらに、今年の初めから国境を越えてヨルダンに潜入しようと試みる中で数十名が殺害されたとという。 また、シリアの国境警備隊が約20人の密輸業者を一挙に逮捕したものの、1ヶ月後、約10万ドルにものぼる大金と引き換えに解放したことを伝えている。

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( 翻訳者:下田光沙 )
( 記事ID:53827 )