部族結婚式に新風「贈り物は受け取らない」決定
2022年07月31日付 Milliyet 紙


ハッキャーリ出身の実業家マズハル・セイトオールの息子アフメト・セイトオールと実業家アブドゥルカディル・セイトオールの娘エスマ・セイトオールの結婚式に数千人もの人々が参列した。この結婚式は何キロもの金が贈られる部族結婚式とは異なり、誰もが驚くような出来事があった。

セイトオール両家は結婚式で新郎新婦への贈り物を受け取らないという方針を打ち出した。結婚式ではイドリス・アクブユク・ハッキャーリ県知事兼副市長、オピニオンリーダー、各政党代表、参列者が腕を組みハライ[注:トルコ民族舞踊]を踊った。数千人が参列した結婚式では贈り物は受け付けられなかった。

■「贈り物は受け取らないことに決めた」

実業家アブドゥルカディル・セイトオールは、ハッキャーリや周辺の県から参列し、この幸せな日にそばにいてくれた全ての人に感謝を述べた。セイトオールは、「ハッキャーリには風俗、慣習、伝統があります。私たちはこのような晴れの日に集まっています。贈り物については特に、余裕のある人が経済的に困っている人を助けるほうが良いという結論に達しました。私たちは贈り物は受け取らないことにしました。この決断が、この幸せな日に、恵まれた人たちのために続くことを願っています。そうでない人たちは、もとより私たちの慣習にのっとって続けていくでしょう。金の贈呈の関係で、若者たちはなかなか結婚できず困っています。結婚式を挙げることができないのです。年長者が早く手を差し伸べてくれることを願っています。遠方や近隣から私たちの結婚式にお越しいただいた皆さんに感謝します」と述べた。

介添人のブルハン・セイトオールと新郎の父マズハル・セイトオールは、この幸せな日にそばにいてくれた参列者全員に対し感謝の意を表した。

エスマ・アフメト夫妻の結婚式にはイドリス・アクブユク・ハッキャーリ県知事、アブドゥルムッタイプ・オズベキ公正発展党県代表、オピニオンリーダー、県要人、NGO代表、ハッキャーリ県や周辺県の実業家、政党代表、各機関幹部、多数の来賓が出席した。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:53833 )