パレスチナ:外務省はエルサレムを「バラバラな破片」にする計画を警戒
2022年07月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナの外務省はエルサレムを「バラバラな破片」にする計画を警戒

【ガザ:本紙】

パレスチナの外務・移民省は、入植の違法性を確認する安保理決議第2334号を示しつつ、占領国イスラエルによる占領下の西岸地域併合に向けての熱心な取り組みが、「国際的正統性のある決議の尊重と実行に対する真の国際的意志の欠如」への直接的な結果につながったと述べた。

また、この入植による侵略は、入植に対する国際的な反応の鈍さと共存する占領国イスラエルの能力の結果でもあると語った。

さらに、「各国や国際社会は占領国イスラエルの恥ずべき要求の一部を飲み込んでおり、それはパレスチナ・イスラエル紛争と我が国民の苦しみに対する責任と、紛争解決のために政治や交渉によって必要な具体的措置を講じるという国際的責任を、国際社会がどれだけ放棄しているかを反映している。」と述べ、国際的な立場を批判している。

そして、国際的立場へ依存し、またこの国際的立場をイスラエルの要求の枠内に収めてしまうことは、国際社会が、その要求を実行するにあたってどれだけ占領に対する保護や免責の提供に関わり、その法的・政治的・道義的責任をどれだけ放棄してきたかを表している、と続けた。

(後略)

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( 翻訳者:オマルファーリス )
( 記事ID:53837 )