アシュレの材料費、去年の二倍に
2022年08月01日付 Cumhuriyet 紙


アシュレの日が近づく中、アシュレに使う食材の買い物が始まった。昨年と比べ、鍋一つあたりで6個作られるアシュレ材料費は2倍となり、最も大幅な増加は3倍で砂糖となった。

ヒジュラ暦によると、ムハッレム月10日とされているアシュレの日に、「アシュレ」のお菓子を配って豊穣さが広がるという信仰がアナトリアでは何世紀もの間続いてきた。トルコでもアシュレは、ムハッレム月の最後の日まで作られ、配られる。アシュレのレシピの中で特定の材料は欠かせない一方、基本的には手元にあるもので作られる。この食材の中で欠かせない一つが「アシュレ用小麦」である。昨年小麦1キロ当たりの価格が4.5リラであった。材料の価格が222%以上増加し14.5リラに達した。材料の中で最も使われるひよこ豆も価格の上昇が125%である。昨年、1キロ当たりの単価が8リラから9リラの間で推移していたひよこ豆の価格は20リラになった。豆・穀物、ドライフルーツ、砂糖の費用を合計した際に、[昨年と比べ]1つの鍋あたりのアシュレの値段は2倍近く上昇した。

■砂糖の価格は3倍増加

今年最も価格が上昇した食材の筆頭は砂糖である。昨年のアシュレの期間に5キロ当たりの砂糖の価格は25リラから28リラの間であった。今年はというと、同じメーカーの砂糖価格が106リラまで上昇した。3倍を超える価格の上昇によって、アシュレの中で最も価格が上昇した食材である。

■ドライフルーツの価格も大幅値上げ

収穫が始まる予定のヘーゼルナッツのキロ単価は54リラであることが発表された(注)。しかし、アシュレの中でローストしたヘーゼルナッツが使用される。こうしたヘーゼルナッツの価格上昇は100%を超えている。商品の質に応じて、ヘーゼルナッツ生産販売協同組合の1キロ当たりのヘーゼルナッツの値段は200リラとなった。他方、あんずの価格の上昇が95%、くるみが100%、アーモンドは95%となった。

(注)表示されている値段は、農産物公社(Toprak Mahsulleri Ofisi)によるヘーゼルナッツのキロあたりの買取価格である。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:53838 )