シリア:政府軍がシリア民主軍支配下のタブカ市に複数の軍事拠点を設置することが決定 (1)
2022年08月11日付 その他 - al-Souria.net 紙


■ロシアがシリア民主軍とアサド政権軍の間で会合を後援…両者はタブカ市に後者軍の軍事拠点を設置することで合意

【スーリーヤ・ネット】

アサド政権に近い『ワタン』紙は今日木曜日、ラッカ県北部の農村地帯にあるタブカ市周辺に軍事拠点を展開させるため、ロシアが「シリア民主軍」と同政権軍の間で複数の会合をとりもったことを明らかにした。

同紙によると、ロシアの将校からなるグループは過去数日のうちに、タブカ市内でシリア民主軍に属する国防省の建物で、同軍およびアサド政権軍の将校らが参加する会合を2度主催した。

同紙によると、これらの会議では、アサド政権軍の複数隊列が、ユーフラテス川東岸部内にあるラッカ県北部農村地帯およびタブカ市の周辺地域に進軍する案について集中的に議論されたという。

さらに同紙は、同会議において、シリア民主軍が後部戦線まで撤退したうえで、アサド政権軍が新たに展開される各地点が決定されたことを明らかにした。

同紙によると、先週日曜日にはアサド軍の1隊列がタブカ軍用空港に進駐していたが、これは過去2か月のうちに同地に入る隊列としては3番目のものだったという。

タブカ市およびその周辺区域は、ロシア軍が駐留している同市の軍用空港をのぞいて、シリア民主軍の支配下に置かれている。

ロシアは過去数か月間、タブカ軍用空港にS-300ミサイルシステムを配備するなどして、同地における軍事的プレゼンスを増大させてきた。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53892 )