シリア:政府は米国人ジャーナリストの拘束をめぐる米当局の見解を否定(1)
2022年08月17日付 その他 - al-Souria.net 紙


■バイデン米大統領の声明に対し…シリア政府は米国人ジャーナリストを拘束していることを否定し、交渉に向けた4つの条件を提示

【スーリーヤ・ネット】

シリア外務省は、ジョー・バイデン米大統領が声明のなかでシリア政府に対し、同国内の刑務所に数年にわたって拘留されているとされる米国人ジャーナリストを釈放するよう要求したことを受けて、「シリア領内でいかなる米国人の拘束は行われていない」と述べた。

同省は今日水曜日に発表した声明のなかで「シリア・アラブ共和国政府はその領土に入った、あるいはその政府の主権・支配のもとに置かれている諸地域に居住していたいかなる米国人を拉致、あるいは消息不明にしたことを否定する」と述べ、自国が国際法の原則にならび「領事関係に係るウィーン条約」(1968年)の各条項を完全なかたちで遵守していると強調した。

さらに同省は、「米国政府は過去数年のなかで、オースティン・タイス氏やその他の米国人らがシリア・アラブ共和国の領土に不法に入国したことを認めている」と指摘しつつ、米国高官らが同国人ジャーナリストであるオースティン・タイス氏に関して発している数々の声明が、「誤解を招き、論理から遠く離れたところにあるもの」であると断じた。

これに先立ちジョー・バイデン米大統領は先週、「アサド政権はその刑務所に、数年にわたってジャーナリストのオースティン・タイス氏を拘留している」と述べていた。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53919 )