ガズィアンテプで16名死亡の交通事故発生、ジャーナリストも犠牲に
2022年08月20日付 Milliyet 紙


ガズィアンテプでの連続事故で16人が死亡したと報じられた。ギュル知事が苦いニュースを発表している間、イフラス通信社の記者のすすり泣く音も放送で流れた。

ガズィアンテップ~ニジプ高速道路の18キロ地点にて11時ごろ、制御できなくなった車が川床に転覆した。消防士と医療チームは、通過するドライバーからの通報を受けて事故現場に派遣された。このとき、シャンルウルファに向かっていたイフラス通信社(İHA)の記者が事故を見て、路側帯に車を停め現場に向かった。

救急チームによる救助活動が進む間、事故現場から約 200 メートルの地点で民間のディヤルバクル観光会社が所有する 33 SR 157 のナンバープレートの旅客バスが横転した。バスは横転して滑ってゆき、消防車と 27 AHM 050 プレートの救急車、そしてそこにいた救急チームのメンバーと一般市民に衝突した。

■16名が死亡

この事故では、救急隊員4人、消防士3人、İHAレポーターのムハンマド・アブドゥルカーディル・エセン氏とウムット・ヤクプ・タンリオベル氏を含む15名が死亡、22人が負傷した。通報を受け、多くの保健および救助チームが現場に派遣された。事故現場で応急処置が行われ、負傷者は救急車で市内の病院に運ばれた。治療を受けた負傷者のうちさらに1人が死亡したため、死者数は16人となった。

事故について説明したガズィアンテップ県のダヴット・ギュル知事は最初の声明で、「自動車事故が発生した。これに消防隊、医療チーム、その他の方々が対応している間に、200メートル後方で別のバスによる事故が起きた。事故を起こしたバスは滑っていき、救急チームや負傷者を巻き込んだ。皆様にお悔やみを申し上げます。」と述べた。

■İHAの記者にとって最も難しいニュース報道

事故では、イフラス通信社で勤務する2名の記者も命を落とした。同僚たちの訃報についてニュース番組を撮影したİHAのカメラマンは、そのニュースの間、涙をこらえきれず、涙をすする音が放送でも聞き取れた。

■命を落としたİHAのジャーナリスト

NTVの放送に出演したİHAの記者のサイード・ヴァッカス氏は、痛ましい事故に関する詳細を説明するとき、ときおり言葉を詰まらせながら「私たちは数時間前に同僚を失いました。何かを説明するのはとても難しい。」と話し、事故について次のように話した。
ここは戦場のような場所です。私たちが到着したとき、私たちは恐ろしい光景に遭遇しました。 私たちは数時間前に一緒に働いていた友人を失いました。 非常に悪いです、状況は非常に悪いです。どうしてこのようなことになったのか誰もはっきりとは説明できません。非常に大きな事故でした。死者の中には、消防士、救急隊員、そして2人の同僚がいます。なんと言い表して良いかわかりませんし、何かを説明するのはとても難しいです。私たちは一緒に働いていた友人、16人の市民を失いました」。

■心を打つ投稿

事故で命を落としたムハンマド・アブドゥルカーディル・エセン氏のソーシャルメディアへの投稿は、「人はどこへ行こうとも、死に向かっていく。」「私たちは大地から来て、大地に帰る。それだけだ。」と投稿していたことが悲痛さを誘った。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:53928 )