アルジャジーラ:EUは核合意への復帰の条件としてイランに「一日あたり石油250万バレルの輸出」を要求
2022年08月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■カタール衛星チャンネル「ジャズィーラ」は、EUが核合意への復帰に向けた条件「一日あたり石油250万バレルの輸出」をイラン政府に提示したことを明らかに…韓国で凍結されている70億米ドル相当の資金の解除も検討

【本紙】

カタールの衛星チャンネル「ジャズィーラ」(アルジャジーラ)は今日金曜日、イランとの核合意の復活をめぐる欧州の提案には4つの段階と、それぞれが60日を要する2つの期間が含まれることを明らかにした。

同チャンネルは複数筋の話として、この提案が合意された場合、その翌日以降イランが核開発にかかわる動きを段階的に停止していくことを条件に、イランの17の銀行および150の経済団体に対する制裁が解除されることになると伝えた。

同複数筋によると、この合意の実施にあたって、韓国で凍結されている70億米ドル相当のイランの資金の解放が同時に行われる予定だという。

同様に、欧州連合が提案した合意内容には、「イラン政府による、その署名から 120 日後に 1 日あたり石油250 万バレルの輸出」が含まれているという。また署名後の120日間においては、同政府には(合意履行の)検証システムのうちに 石油5,000 万バレルの輸出が求められている。

さらにこの合意は、米国政府が再びイランとの核合意からの離脱を行った場合、同政府が罰金を支払うことも規定している。

イラン政府はすでに欧州連合の提案への回答を書面で提出したことを表明しており、その際「米国の返答が現実性および柔軟性を帯びたものとなれば、合意に至ることは可能である」との見解を述べていた。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53930 )