大学新入生の下宿探しの季節、始まる―イスタンブル
2022年08月23日付 Milliyet 紙


大学登録手続きの開始にともない、学生の賃貸物件探しも始まった。イスタンブルでは今期、賃貸物件の需要が高まっていると不動産屋が明かす。イスタンブルの大学に入学予定の学生たちは地元から手付金を送り賃貸物件を押さえようとしている。

入学大学希望の手続きが開始され、イスタンブルで学ぶ予定の学生らは、住所が必要になることを見据えて賃貸物件探しを始めている。学生からの需要により不動産業界が活況となっている。学生は、高い賃料を低く抑えるため数人共同で一物件を賃貸しようとしている。不動産屋は、賃貸物件で困ることのないようにと、学生には数か月前から家を押さえておくことをすすめている。

■「市外から手付金の送付を望む人も」

不動産屋のタネル・イシュレキ氏は、他の都市からイスタンブルに来る予定の学生がイスタンブルにやって来る前から家探しを始めているとし、以下のように語った。「市外から手付金の送付を希望したり、親戚をよこす学生もいる。学生は一般的に家具付きの物件を好むが、これがまた賃料を上げている。学生の人達は授業期間中に賃貸物件探しに力を使いたくなければ、一刻も早く家を押さえておくほうがよい。バフチェリエヴレルでの賃料は4千リラ(約3万193円)から始まり7千リラ(約5万2837円)ほどになっている。」

■「同居人数が多すぎると、学生を受け入れない家主も」

またイシュレキ氏は、今期、賃貸物件への需要が高まっていることにも言及し以下のように述べた。「最近賃料が上がった。このため3〜4人で暮らしたいという学生たちがいる。イスタンブルの家主の中には、同居人数が多すぎると学生の入居を受け入れない人もいる。家主は学生たちに便宜を図るべきである。学生たちは私たちの未来なのだから。」

(注)月額最低賃金は7月1日以降に今年二度目の増額となり6471リラ(約4万8691円)となった。

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( 翻訳者:金子萌 )
( 記事ID:53940 )