モロッコ:モロッコ観光大臣がタンザニアで休暇を送る様子を公開し波紋を呼ぶ
2022年08月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■モロッコのアッムール観光大臣、タンザニアで休暇を送る様子を公開しSNSユーザーらの間で劇的な反応を巻き起こす…「個人の自由」か「政治的責任」か?

【ラバト:本紙】

モロッコのファーティマ・ザフラー・アッムール観光大臣が、アフリカ東部・インド洋に位置するタンザニアのザンジバル諸島で夏のバカンスを送る姿を映した複数の写真をシェアするやいなや、モロッコのSNSユーザーらの間で劇的な反応が沸き起こった。彼らのなかには、同大臣の行動が「矛盾」であり「他国の宣伝」であるとして同大臣を攻撃するものがみられた一方、この行程が「個人の自由」であると指摘するものがみられた。

同大臣に批判的な人々は、モロッコ観光省が国内旅行を奨励し、国民や在外居住の国民に対し、同国内で休暇を送るよう促す大規模キャンペーンを主導しているなかで、同省大臣(アッムール氏)が外国へと渡航し、その国と観光資源の宣伝を行ったものととらえた。さらに同大臣の行動は、モロッコで物価上昇や深刻な経済危機、(新型コロナウイルスの影響に起因する困難な2年を終えたのちに)観光部門をあらたに活性化させようとする努力が生じているなかで敢行されたものとされた。

アッムール観光大臣の「フェイスブック」公式ページを取り急ぎ確認してみると、そのほとんどの投稿や記事は、モロッコを訪れ、同国内の各市を休暇先として選び、同国のモロッコの文化的多様性、自然の豊かさ、グルメ、音楽を楽しむことを明らかに奨励しているように見える。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53942 )