パレスチナ:パレスチナ当局が国民にラモン空港の不利用を勧告していることが明らかに
2022年08月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナ高官「イスラエル側による複数の合意の未履行を認識しているため、ラモン空港を利用しないよう求めることが公式の立場」

【ラマッラー:アナトリア通信】

パレスチナ当局高官の1人は火曜日の夜、パレスチナ当局が、パレスチナ国民がイスラエル南部に位置する「ラモン空港」を経由して海外渡航しないよう勧告していることを明らかにした。同当局が、イスラエル側による複数の合意の不履行を認識していることが理由だという。

パレスチナ運輸省のムーサー・ラハール報道官は、アナトリア通信によるインタビューのなかで、同省が公式な立場として「ラモン空港を利用する考えを拒否している」ことを明らかにした。さらに同報道官は、「我々のメッセージは、パレスチナ国民に対しそれを利用しないよう求めているという明確なものである」と付言した。

さらに同報道官は「現状において、クドゥス(カランディア)国際空港の引き渡し、2000年に始まったアクサー・インティファーダにおいてイスラエルによって破壊されたガザ国際空港の再建にならび、ヨルダン川西岸において全面的にパレスチナ人が管理する新空港の建設許可を含む、国際的な諸合意にもとづいた複数の優先事項・請求が存在する」と付言した。

さらに同報道官は、イスラエルがパレスチナ・ヨルダン間のカラーマ通行所を通過するパレスチナ人渡航者に対して嫌がらせを行っていると指摘しつつ、「同通行所における(検問)措置を簡易化する」ようを求めた。

(後略)

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:53949 )