中国外務省報道官は、ホワイトハウス高官の台湾に関する発言に激しく反発し、米国は地域の不安定要因だと主張した。
【ハムシャフリー電子版】中国外務省の汪文斌報道官[副報道局長]は、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のインド太平洋調整官カート・キャンベル氏の反中発言に反論した。
キャンベル氏は先日の記者会見で、ペロシ米国下院議長の台湾訪問をめぐる中国との緊張関係について、中国政府が世界の平和と安定を脅かしていると非難し、「中国は過剰な反応を示している」と主張した。
米議会専門紙ザ・ヒル電子版の報道によると、中国外務省報道官がこのホワイトハウス高官に対する反論の中で、米国をギャングでごろつきと称し、米国政府を(台湾)海峡の不安定化及びその平和を損なう原因だと指摘した。
汪氏は北京にある中国外務省で開かれた水曜日(8月17日)の記者会見で、キャンベル氏の発言内容をめぐる質問を受け、「米国はギャングの論理を用い、ごろつきのように振る舞うことで、擁護できない措置を擁護しようと試みているのは明らかだ」と回答した。
中国はペロシ氏の扇動的な台湾訪問に対して、台湾海峡での軍事演習の実施、及び台湾当局者の中の同島の独立支持派に対する制裁の行使といった措置で対抗している。
キャンベル氏は先の記者会見で、「中国は過剰に反応を示している。同国の措置は依然として挑発的で、(地域の)安定を脅かす、前例のないものだ」と主張していた。
キャンベル氏は、先の中国の措置は「安定と平和の目標に根本的に反している」と主張し、加えて「(これらの措置は)台湾に対する圧力強化作戦の一部である」と述べた。
汪氏は再びペロシ氏の台湾訪問、及び米国が宣言してきた「一つの中国」原則を堅持する方針を無視したことを非難し、「(台湾)海峡の両岸の平和と安定を損う行動をとっているのは米国であり、中国ではない」と断じた。
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( 翻訳者:LJ )
( 記事ID:53965 )