ギリシャ元国防相「トルコとの戦争は100年前に連れ戻す」
2022年10月04日付 Cumhuriyet 紙

アポストラキス元ギリシャ国防相は、トルコとの間で起きうる戦争が「ギリシャを100年前に連れ戻し、甚大な損壊の原因となりうる」と主張した。

元ギリシャ国防相にして参謀総長であったエヴァンジェロス・アポスタラキス氏は、トルコとの間で起きうる戦争について見解を述べた。

アポスタラキス氏はトルコとの戦争が起きた場合、ギリシャがウクライナ同様に「孤立するであろう」と述べた。

アポスタキス氏は、「ウクライナにおけるすべての戦争の惨禍を誰が被っている?だからこそ、我々への援助があるという思考を持つべきでないのである。誰も我々を助けはしないだろう。」と言った。

トルコとの間で起きうる戦争が「ギリシャを100年前に連れ戻し、甚大な損壊の原因となりうる」と述べたアポストラキス氏は、「何者かが我々に援助、慰撫、同意したり、我々に幾分かの兵器システムを送るのを認めないようにしようではありませんか。」と述べた。

アポストラキス氏は、「重要なことは[戦争というような]地点にまで達しないことだ。そうしないために、我々を援助するすべての同盟国が介入する際により効果的になる必要がある。」と話した。

■耐えるほどに損害はその分大きくなる

起きうる戦争がどれほど続くかという質問にアポストラキス氏は、「実現の可能性がかなり低いとみているシナリオのために予想をしたくないが、戦争がどれほど続くかなどは予想できない。大量の要素を考慮しきれないからだ。」と答えた。

同氏はまた、「第一に、諸国家は戦争にどのように耐えられるだろう。あなた方はロシア軍がウクライナで消耗ているのをご覧だろう。だから我々がどれほど耐えられるかと考えてみてください。でも、耐えるほどに損壊もその分大きくなるだろう。戦争に勝者と敗者がいるとは思わない。損害は両者にそれ相応のものとなる。」と述べた。

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( 翻訳者:村田七海 )
( 記事ID:54175 )