ヨルダンとイラク:電力網相互接続プロジェクト始動
2022年10月06日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ハサーウナ首相とカーザーミー首相はヨルダン・イラク間の電力網相互接続プロジェクトの礎石を据える

【アンマン:アナトリア通信】

ヨルダンのビシュル・ハサーウナ首相とイラクのムスタファー・カーズィミー首相は木曜日、ヨルダン・イラク間の電力網相互接続プロジェクトの礎石を据えた。これにより、ヨルダンはイラクに年間100ギガワットの電力を提供することになる。

「マムラカTV」が公式サイトで報じた。礎石はイラク領土内の両国の国境近くに置かれたということだ。

そして、(セレモニーで)ハサーウナ首相が、このプロジェクトを機にイラクの平和と安定、繁栄と発展のためのヨルダンの支援を確約したと伝えた。

一方、ヨルダンのサーリフ・ハラーブシャ・エネルギー・鉱物資源大臣は、ヨルダン・イラク間の電力網接続プロジェクトにより、ヨルダンは近隣諸国との電力網接続地点を増やすことができる。そして将来的にも、地域の多くの国々との間接的な接続の機会が拡大するとの見方を示した。

「この(プロジェクトの)第一段階が両国の電力相互接続システムの強化と、電力供給量の増加に向けた一歩となることを期待している」と付け加えた。

そして、現在、パレスチナおよびエジプトと協力して、エジプトの電力接続を強化していることにも言及した。

また、イラクのムスタファー・カーズィミー首相は、「本日、ヨルダンと協力してこのプロジェクトの礎石を据えた。あらゆる困難を乗り越えて、未来への挑戦にふさわしい経済を構築していく」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:國松吟音 )
( 記事ID:54190 )