エジプト:アレクサンドリア県で違反建築や危険家屋の崩壊事故が多発
2022年10月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプト:アレクサンドリア県で30万戸の建物が崩壊の危機

【カイロ:本紙、ターミル・ハンダーウィー】

エジプトのマフムード・カースィム下院議員がアースィム・ガザール住宅・公共事業・都市共同体大臣とヒシャーム・アームナ地方開発大臣に提出した報告書によると、アレクサンドリア県では30万戸の建物が崩壊の危機にさらされているということだ。

議員は報告書で、「違反建築や危険家屋の問題は憂慮すべき事態に至っている。この問題については緊急の解決策を見出すために、これまで何度も検討され、見直しが図られた。しかし未だに最終的な結論には至っていない」と説明した。

そして、「アレクサンドリア県は最も危険家屋の多い県の一つと言われている。特に今年になって危険家屋の居住者が死傷する事故が多発していることを踏まえ、何千人ものアレクサンドリア県民を日常的に脅かすこの問題の現状を議論するために報告書を提出した」と述べた。

カースィム議員は下院議長に、本報告書を住宅委員会および地方行政委員会の合同委員会に送り、住宅大臣と地方開発大臣に対応させるように求めた。また、アレクサンドリア県知事の行政計画を厳しく批判して、「知事は高級住宅地域には大きな関心を示すが、それ以外の地域には無関心である」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:下田光沙 )
( 記事ID:54249 )