NATO事務局長、フィンランド・スエーデンNATO加盟問題で「トルコの立ち場を理解」
2022年10月14日付 Cumhuriyet 紙


NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務局長は、テロ問題に対するトルコの懸念を考慮していると述べた。

NATOのストルテンベルグ事務局長は、NATO国防相会議の後、フィンランド国営放送で時事情勢について論評を行った。

ストルテンベルグ事務局長は、フィンランドおよびスウェーデンのNATO加盟を可能な限り早く実現するべく取り組んでいると明言しつつ、それが何時になるのかを推測することは避けたいと述べた。

同事務局長は、テロの問題に関するトルコの懸念を認識していると伝え、フィンランドおよびスウェーデンもこれを考慮しているおり、3か国間の合意の枠組の中で対話を進めていると述べた。

「エルドアン大統領がロシアと西欧諸国の仲介役になるという提案を、どのように評価しますか」という問いに対しストルテンベルグ事務局長は、「私にとって最も重要なのは、NATOの全加盟国が共にウクライナを支援することだ」と回答した。

同事務局長は、「トルコは、ウクライナに対し重要な武器提供を行った。国防相会議では、加盟国がウクライナに対する支援を強化する点で合意した」と述べた。

また、ウクライナ問題におけるトルコの役割に言及し、「トルコは、戦争捕虜の解放と同様に、ウクライナにおける穀物輸送問題で合意に達するに際し重要な立場にあった。これらはトルコが行った良い措置であると思う」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:54250 )