シリア:ペデルセン国連特別代表はシリア人がおかれる現状が「極めて困難」と評する(1)
2022年10月17日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表はシリア政府のミクダード外務大臣と会談…「シリア人がおかれている状況は極めて困難である」との見解を明らかに

【諸通信社】

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、はシリア制憲委員会(憲法委員会)の直近の動向を解説したうえで、シリア人がおかれている状況が「極めて困難である」と述べた。

この声明は、同特別代表がシリアの首都ダマスカスで、シリア政府のファイサル・ミクダード外務大臣と会談した際に出されたものである。その際同特別代表は、昨今多くの国々に対して行っている各訪問の動機のほか、これら国々の高官らと実施した協議、制憲委員会の活動を再開するために自身が行っている努力に関するプレゼンを行った。

シリア外務省の声明によると、ミクダード氏とペデルセン氏は「両国共通の関心の対象となる諸問題の動向のほか、シリア情勢の最新の進展」について協議した。

ペデルセン氏はミクダード氏との会談を終えたのち、記者会見で次のように述べた。「シリア国内外を問わず、シリア人がおかれている状況は極めて困難であり、彼らのうち約1,500万人が人道支援を必要としている。したがって、我々はあらゆる観点における困難に直面している。そして私が幾度となく述べているとおり、政治的なプロセスはシリア人にいかなるものも与えてはいない」。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:54268 )