ミツォタキス・ギリシャ首相、また嘘八百
2022年10月27日付 Hurriyet 紙


ギリシャ首相のキリアコス・ミツォタキスは、新たな発言の中で、またもやトルコを標的とした。ドイツ首相と対面したミツォタキス首相の発言は、すぐに国内のトップニュースとなった。

ドイツのオラフ・ショルツ首相は、フランスへ公式訪問を行った後ギリシャを訪れた。ショルツ首相は、ギリシャのミツォタキス首相と会談した。この会談でもミツォタキス首相の議題はトルコだった。ギリシャ首相はトルコに向けたスキャンダラスな発言に新たなものを付け加えた。

ギリシャのタ・ネア紙の報道によると、ミツォタキス首相はショルツ首相にトルコの移民に関する行動に宛てて、「エルドアン大統領はギリシャに対する嘘で国民を感染させている。」と話した。ミツォタキス首相はさらに「ギリシャの島々は誰も脅かしていない。」と付け足した。

ミツォタキス首相は、移民の点でギリシャがヨーロッパとギリシャの国境を守っていると明らかにし、エーゲ海と東地中海海域の範囲確定をも解決できるだろうと述べた。新聞はこれを一面で読者に伝えた。

■F-16発言により緊張が始まった

トルコ・ギリシャ関係はギリシャのミツォタキス首相がアメリカで行った発言の後に緊張した。

ミツォタキス首相は、名前を挙げずトルコを暗に示し、「ギリシャは隣人達に友好の手を差し伸べています。しかし我々の主権、主権に関わる諸権利への数々の侵害、即座に終わらせるべきギリシャの島々上空での飛行を容認できません。米議会メンバーの皆様に、この地域での武器売却について決定を下す際、NATOの南東側における新たな不安定化の危険を考慮するようお願いします。」と話した。

ミツォタキス首相は、この発言で間接的にトルコへのF-16機販売を承認しないよう要求した。

ギリシャ首相の「議会メンバーの皆様に、ヘレニズムが48年間にわたり大いに苦しんできた、未だ癒えない傷を忘れないようお願いします。キプロスでの攻撃と島が暴力により二分されたことを意味しています。キプロスで2つの異なる国を、今後も何時何時も認める人はおりません。」という発言は拍手喝采を受けていた。

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( 翻訳者:小鉄礼子 )
( 記事ID:54337 )