チュニジア:トルコでのチュニジア学生連合結成大会でチュニジア領事がシリア学生連合幹部の演説中に一時退場
2022年10月31日付 al-Quds al-Arabi 紙


■在イスタンブール・チュニジア領事:我々は革命ではなく、オリーブオイルを輸出している

【アンタキヤ:本紙、ワーイル・イサーム】

「我々は革命ではなく、オリーブオイルを輸出している」。2日前のトルコでのチュニジア学生連合結成大会において、ハーマディー・ラワーティー在イスタンブール・チュニジア領事は、シリア学生連合の事務局長によるスピーチに対し、このように応えた。大会で、ラワーティー領事は、シリア学生連合から正式に招待を受けていたにもかかわらず、同連合の幹部演説を行うなか大会から退場した。

『クドス・アラビー』紙が独自に受け取った声明のなかで、シリア学生連合のムハンマド・スッカリー事務局長は、「我々は演説を通して、彼ら(出席者)の国々の未来における学生の役割の重要性を確認し、チュニジアと、「アラブの春」の革命の波を引き起こしたチュニジアでの革命を賞賛した」と述べた。そのうえで「この発言が、シリア学生連合の演説中でのチュニジア領事の退場を招いた。その際、ラワーティー領事はその演説がイデオロギー化した政治姿勢を表明したものだと考え、そのことは領事が大会会場に戻って来た時に我々の演説に応えるかたちで示された」と語った。

スッカリー事務局長はまた、シリア学生連合に対するラワーティー領事の攻撃を非難し、「チュニジアが民主主義、自由、革命をもたらしたという我々の主張に対して、ラワーティー領事は、チュニジアは革命を輸出しているのではなく、オリーブオイルを輸出していると述べた」と説明した。

(後略)

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( 翻訳者:佐々木舞香・下田光沙・新粥みずほ )
( 記事ID:54370 )