シリア:政府軍がイドリブ県にある難民キャンプに砲撃、その報復として反体制派が政府軍を砲撃
2022年11月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア人権監視団:イドリブ近くの国内避難民キャンプにて、政府軍の砲撃により6人が死亡、20人が負傷

【ダマスカス:本紙】

シリア人権監視団は、日曜日(6日)の朝、イドリブの田園地帯にある国内避難民キャンプを標的とした政府軍のミサイル攻撃により、2 人の子供と 1 人の女性を含む 6 人が死亡し、20 人が負傷したこと報告した。

同監視団は、政府軍がイドリブ市の西側地区やマラーム・キャンプ、カフル・ジャーリス地区にある難民の集住場所に対し、一度に30発以上のクラスター・ミサイルを発射したと報告した。

なお、このミサイル攻撃は、反体制派が訓練センターとして使用しているイドリブ市西部地区を4回にわたるロシアへの戦闘機による爆撃と時を同じくして行われたという。ちなみに、人的被害に関する情報は伝えられていない。

また、同監視団は、「決戦」作戦司令室がその爆撃に対抗してイドリブ県東部のサラーキブ市とガーブ平原の周辺にある政府軍の集合拠点を大砲とミサイルの標的にしたと述べた。

そのほか、前日の土曜日に反体制派がミサイルでガーブ平原にある政府軍の軍事拠点を標的にした結果として、政府軍の将校1人を含む5人が死亡し、5人が負傷したことを確認したと指摘した。

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( 翻訳者:浪内紫雲 )
( 記事ID:54397 )