エディルネで収監されているデミルタシュ人民の民主主義党(HDP)元共同党首は、父親が心臓発作を起こしたことを受けて、ディヤルバクルに移送された。デミルタシュのディヤルバクル移送は、弁護士や家族にも秘密にされたことがわかった。

エディルネ刑務所に収監中のセラハッティン・デミルタシュHDP元共同党首は、父親の急病により、昨日（11月12日）収監先の刑務所からディヤルバクルに移送された。デミルタシュは、父親と面会後、エディルネ刑務所に戻されたと述べられた。

「デミルタシュの弁護士」グループから書面で出された声明では、「我々のクライアントであるデミルタシュ氏は、法律が認める権利の範囲内で得た許可のもと、11月12日夜エディルネ刑務所からディヤルバクルに移送され、父親のもとを短時間訪れた後、エディルネ刑務所に戻された」と述べられた。

■家族や弁護士にも秘匿された

デミルタシュをディヤルバクルに移送するプロセスの詳細も注目された。Medyascopeのフェリト・アスランの報道によれば、デミルタシュは、弁護士から父親が心臓発作を起こしたという連絡を受け、弁護士を通して法務省に許可を求めた。しかし、同省はこの申請に対して回答しなかったが、デミルタシュはまずエディルネ市中心部に移送された。デミルタシュはそこからヘリコプターでチョルルの軍基地、そして朝方プライベートジェットでディヤルバクルに移送されたが、当地訪問は家族や弁護士にも秘密にされた。デミルタシュを乗せたプライベートジェットがディヤルバクルに着陸した際、空港職員は携帯電話での通話を禁じられた。

■45分の面会

逮捕された日の2016年11月4日にも航空機でディヤルバクルからイスタンブル、そこからヘリコプターでエディルネに移送されたデミルタシュは6年ぶりにディヤルバクルを訪れ、厳戒態勢のもと、父親のタヒル・デミルタシュが治療を受けるガーズィ・ヤシャルギル教育研究病院に移された。デミルタシュは、父タヒル・デミルタシュと45分面会した後、先と同様に厳戒態勢かつ秘密裡に、まず空港、そしてエディルネに移送された。

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（ 翻訳者:安井　悠 ）
（ 記事ID:54440 )