イラク:部族長らとの協力のもとで「野放しの武器」を追跡するための捜索作戦を継続
2022年11月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■複数の部族による協力のもと野放しの武器を追跡するイラクの治安計画

【バグダード:本紙】

内務省の報道官であるハーリド・マフナー少将は、部族長らによる協力のもと行われる、国内全域における野放しの武器を追跡するための襲撃・捜索作戦を継続していくと述べた。

マフナー氏は国営放送で、「野放しの武器はイラク社会が直面している脅威の一つである。なぜならそれらは問題や事件を引き起こし、一部の地域において発生する多くの事件については、国家レベルでのパニックや恐怖、損害を引き起こすからである」と語った。

加えて、「我々には戦略と、内務大臣の指導下にあり、多くの方針の上に打ち建てられた特別委員会がある。こうした原則のなかでも、もっとも重要なのは部族間の抗争が起きている地域で精鋭部隊を用いた作戦を実施し、衝突が起きた際にはテロ撲滅条項に従い、迅速な措置をとり原因となる人々に対応するために特別作戦を実施することである」と述べた。

マフナー氏によると、「イラク社会では武器を所有することは文化とみなされているため、複数の管轄部門を通じて、武器の問題に対応するため啓蒙プログラムを実施している」という。

さらに、「内務省は紛争が起こった場合、2つの枠組みのなかで動く。一つ目は責任者らを取り締まり、彼らを逮捕すること、そして二つ目はそれらの地域で部族長の言葉が聞き入れられる可能性があるとの観点から、部族問題の管轄局に紛争の激化を抑えるよう指示することである」と指摘した。

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( 翻訳者:新粥みずほ )
( 記事ID:54444 )