創業114年での廃業
2022年11月14日付 Yeni Safak 紙


114年後にインフレに負けた。日本の老舗製菓会社が廃業する。
世界的なインフレ危機により日本もその影響を受け、国内のインフレ率が直近の8年で最高水準に達した。高いインフレ率は日本の老舗製菓会社を直撃した。第二次世界大戦の空襲時にも営業を続けた「佐久間製菓株式会社」はインフレの影響の結果、114年間の営業終止符を打つことを発表した。


日本のNikkei Asiaの報道によれば、1908年に創業された東京に本社がある製菓会社の「佐久間製菓」は市場から撤退する。この会社はまず新型コロナウイルスの流行が引き起こした経済的損害、そしてその後の原材料費の高騰によって影響を受けた。高騰するコストを仕切り価格に転嫁しなかったこの会社は、昨年度半期には1億5100万円(103万ドル)もの損失を計上した。何世代にも渡り日本中で販売された「サクマ式ドロップス」という飴で知られるこの会社は2023年1月に営業を停止する。菓子職人の佐久間惣治郎が114年前に創業したこの会社は、第二次世界大戦の空襲時においても営業を続けたことで知られている。

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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
( 記事ID:54450 )