シリア:シャイーラート航空基地への爆撃、イラン系勢力を狙ったものか(2)
2022年11月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア中部の航空基地に対するイスラエルの爆撃で兵士2人が死亡

【カイロ:諸通信社】

複数の地元筋・諜報筋によると、イスラエルはここ数か月、イランの航空供給ラインを妨害するためにシリア国内の空港および航空基地に対する爆撃を強化してきた。イランは、同国が支援しているヒズブッラーを含む、シリアとレバノンにおける同盟者らに武器を届けるためにこれらの空港・航空基地を使用しているのだという。

英国に本拠地を置き、同様の事件を追い続けているシリア人権監視団は、日曜日の爆撃によって、シャイーラート航空基地にあるイラン系の複数勢力およびヒズブッラーの倉庫が破壊されたと述べた。

複数の反体制軍事筋によると、イラン系の複数勢力は、レバノン国境に近い西部のヒムス県から東部に至る広範な領域を支配しており、そこに多数の基地を保有している。

シリア政府の大統領であるバッシャール・アサド氏が反体制派武装勢力との戦闘に勝利するための支援として、数千人におよぶシーア派諸派閥の要員を送り込んだイランは、シリアでの自国の軍事プレゼンスが一定数の顧問に限定されていると述べた。

イスラエルは数年前から、シリア国内で、11年にわたって続く戦争のなかで展開されてきた「イランの軍隊」およびイランから支援を受ける軍隊に対する攻撃を実行してきた。

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:浪内紫雲 )
( 記事ID:54453 )