チュニジア:当局がモロッコ王子の入国を拒否(1)
2023年01月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジア当局はアラブの春に関する国際シンポジウムに参加する予定であったヒシャーム・アラウィー・モロッコ王子の入国を拒否

【ロンドン:本紙】

チュニジア当局は木曜の夜、アラブの春に関する文化シンポジウムに参加するために同国に入ろうとしたヒシャーム・アラウィー王子の入国を拒否した。同王子がチュニジアから強制送還されるのは、2017年に同様の事例が発生してから2回目となる。

ヒシャーム王子は、有名なフランスの月刊誌「ル・モンド・ディプロマティーク」が主催する国際シンポジウムに参加するためにチュニジアの首都に向かったところ、木曜夜に空港に到着するやいなや、同国警察は理由を示すことなく同王子の入国を拒否した。同王子はモロッコ・カサブランカ行きの飛行機で自国に送還されるのを待つために特別室へと送られたが、その際同王子には10人におよぶ警察官の集団が同行した。この飛行機は同王子がチュニジアに到着した際に用いた機体と同じものであり、同王子には妻のマリーカ・べン・アブド・アーリー氏も同行していた。ロイヤル・エア・モロッコ社が運航するこの飛行機は、今夜カサブランカに戻る予定である。

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( 翻訳者:竹内 姫乃 )
( 記事ID:54481 )