パレスチナ:諸派の指導部はイスラエルのエスカレーションに抵抗
2022年12月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルのエスカレーションに抵抗する諸派の指導部は「人々の意志を挫くことはない」と語り、抵抗をエスカレートさせるようを訴える

【ガザ:本紙】

民族主義勢力とイスラム主義勢力の指導部は、過去数日間の占領軍(イスラエル軍)の軍事行動のエスカレーションを受けて、占領軍による犯罪がパレスチナ人の意志を挫くことはなく、あらゆる形での抵抗を堅持すると強調した。

過去24時間、パレスチナ地域に対するイスラエルの大規模なエスカレーションや攻撃の頻度を上げることを警告する軍事的脅迫があった。特に、占領軍によるヨルダン川西岸北部の抵抗運動家集団を逮捕する試みと、それに伴う逮捕キャンペーンや、(パレスチナ)市民や農園への入植者によるその他の攻撃のあとにこのような事態に至ったという。

なお、これはイスラエルのベニー・ガンツ国防相が、西岸でのエスカレーションをもたらしガザにも関連するかもしれない出来事が発生する可能性に備えるよう軍に指示したと発表した直後のことだった。

イスラエルによる軍事的なエスカレーションは、複数の地域で占領軍のパトロール隊を標的とした発砲を通じた、パレスチナの抵抗運動による即座の反撃をもって迎えられた。ナーブルスで活動する軍事組織「アリーン・ウス―ド(ライオンのねぐら)」は、「非常事態」を宣言し、占領者は自身が犯した罪の報いを受けると警告した。

また、「アリーン・ウス―ド」は本紙が写しを手に入れた声明の中で次のように語った。「日常的な侵害行為や集団逮捕、殺害や民族浄化政策を通じた占領軍と入植者集団によるエスカレーション、パレスチナ人に対する日常的な虐殺、そして特に即時処刑は、『自由と独立のためにあらゆる形での抵抗によって、自身の権利、譲れぬ思い、抵抗を堅持するパレスチナの人々の意志を挫くことはない」。」

(後略)

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( 翻訳者:國松吟音 )
( 記事ID:54591 )