レバノン:イスラエルがラフィーク・ハリーリー国際空港を爆撃すると脅迫
2022年12月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルはイランの武器がヒズブッラーに密輸されていると主張…ベイルート空港を爆撃すると脅迫

【ロンドン:本紙】

ヘブライ語メディアが伝えたところによるとイスラエルは、レバノンがイランからヒズブッラーに武器を密輸するためにベイルート空港を使用しているとの主張のもとで、同空港を爆撃すると脅迫した。

イスラエルのメディアは、ダマスカス・ルートがとん挫したことで、イランがベイルートを経由した新しい密輸ルートの使用を試みていると述べた。またイスラエル政府は、イラン政府による民間便を用いたベイルート空港への武器密輸の試みについて調査を行っているという。

レバノン当局は木曜日、イランの「メラージュ」航空がベイルートのラフィーク・ハリーリー国際空港を経由してグループ「ヒズブッラー」に武器を輸送したとのニュースを否定した。

これはレバノンのバッサーム・マウラウィー内務大臣およびラフィーク・ハリーリー空港のファーディー・ハサン代表が参加した、同空港での記者会見中に言及されたものである。

マウラウィー内務大臣はメラージュ航空を介した武器の輸送を否定したうえで、「空港のセキュリティシステムは、レバノンに出入りする全てのものを認識している」と強調した。

サウジアラビアの「ハダス」チャンネルは「ヒズブッラーへの武器や装備の輸送を目的とした、イランによる『メラージュ』社の航空便の使用」について述べ、「これはベイルート空港の事業に影響を与えるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:藤井翠 )
( 記事ID:54603 )