EU、トルコに警告「ロシアと近すぎる」
2022年12月11日付 Hurriyet 紙

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表は、トルコとロシアの経済関係の深化を「大きな懸念材料」だと述べた。

ジョセップ・ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表は、欧州議会に書簡を送った。

Funkeメディアの報道によれば、ボレル上級代表は書簡で、トルコが「EUの対ロシア規制措置に加わらない」方針を継続していることは「懸念を抱かせる」と主張した。

ボレル上級代表は、書簡で「EUの対ロシア規制措置に加わらないというトルコの方針は懸念を増大させている」と述べた。

EU製品の自由移動により、EU制裁がかいくぐられると主張するボレル上級代表は、EUおよびトルコは、民間および軍事用途の双方に使用できる「デュアルユース」製品を含む各製品の自由移動を保証する関税同盟を結んでいることを指摘した。

ボレル上級代表は、「対ロシア制裁について、トルコが何の解決策も提示しないことは注目に値する」と述べた。

■「トルコは措置決定に従うべき」

ボレル上級代表は、EU加盟候補国にメッセージを送り、「トルコを含む全加盟候補国には、決定された措置に従うことが期待されている。ウクライナでの戦争の最中、トルコとロシアの二国間経済関係の深化は懸念すべきことだ」と述べた。

エルドアン大統領は本日(12月11日)、穀物合意に関してロシアのウラジーミル・プーチン大統領ならびにウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談を行う予定。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:54617 )