エジプト:人権団体がエジプト人活動家の国籍回復を訴える
2022年12月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■44の人権団体がエジプトに活動家ラーミー・シャアス氏の国籍を回復するよう求める

【カイロ:本紙】

44の人権団体が月曜日(12日)、声明で元政治犯のラーミー・シャアス氏と、その妻スィーリーン・ルーブラーン氏との連帯を示した。両氏はエジプト政府が彼らに侵害行為を行ったことしたことに関して、アフリカ人権委員会に正式に提訴している。連帯を示した団体は、この措置を被害者の正義を実現し説明責任を果たさせるための重要な一歩とみなしている。

ヒューマン・ライツ・ウォッチや権利と自由のためのエジプト委員会(ECRF)、国際人権連盟などを含む人権団体は、エジプト当局に「ラーミー・シャアス氏とエジプトの数万人の政治犯に対して行われた悪事を正し、強制失踪、恣意的勾留、公正な審判に必要な法的手続きの侵害に終止符を打つこと」を訴えた。

そして「エジプト政府にラーミー・シャアス氏のエジプト国籍を直ちに回復させ、彼に対する起訴を取り下げ、彼に関する2つの裁判を結審すること」を求めた。なお、この2つの裁判には他にも数十人の平和活動家が関与している。

さらに人権団体は、その告発が「エジプトの全ての法律、特にテロとの戦いに関する法律が、人権分野におけるエジプトの国際的な義務との合致するよう保証することに加えて、押収されたシャアス氏一家の全財産を返還し、テロリストのリストから彼の名を削除することの重要性を強調している」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:玉川公子 )
( 記事ID:54631 )