国連:クウェートのダシュティー氏を黒海穀物輸送コーディネーターに任命
2022年12月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

■グテーレス氏が、クウェートのアブドゥッラー・ダシュティー氏を、黒海穀物輸送イニシアチブの国連コーディネーターに任命

【ニューヨーク(国連):本紙】

国連のアントニオ・グテ―レス事務総長は水曜日、クウェートのアブドゥッラー・アブゥル・サマド・ダシュティー氏を、黒海穀物輸送イニシアチブのコーディネーターに任命したと発表した。

これは、公式スポークスマン事務所が認定された報道機関に対して配信した声明の中で述べられたものであり、本紙はそのコピーを受け取った。

トルコは、合意に達するため国連の支援を受けながら、ロシアとウクライナの仲裁役を果たしていた。その合意によって、黒海の港を経由した両国からの穀物輸出が可能になり、またトルコの護衛によって、穀物や肥料の不足、食料価格高騰に苦しむ受ける国へ穀物を輸送することが可能になる。

このイニシアチブは2022年7月22日に開始され、安全な海上人道回廊を通じ、ウクライナからの穀物や食料、またアンモニアを含む肥料の輸出再開を可能にすることを目的としている。

ダシュティー氏は、スーダンのアミール・マフムード・アブドゥッラー氏の後任となる。アブドゥッラー氏は、昨年8月から現在まで、国連コーディネーターを務めた。事務総長は声明の中で、困難な時期も含むアブドゥッラー氏のリーダーシップや勤勉な仕事ぶり、またイニシアチブ実施へのコミットメントに対し、感謝の念を示した。

(後略)

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( 翻訳者:笠井野乃果 )
( 記事ID:54746 )