バイカル社リーダー・セルチュク・バイラクタール「超音速クズルエルマ、計画中」
2023年01月04日付 Hurriyet 紙

バイカル・テクノロジーのトップ、セルチュク・バイラクタール氏は、国産無人戦闘機クズルエルマの新モデルを開発中であると明らかにした。バイラクタール氏は、「クズルエルマの音速の新型の製作も検討している。音速を超えて飛行可能な新型になるだろう。加えてクズルエルマはアグレッシブな機動も行う」と述べた。

バイラクタール氏はTV100でジャンダシュ・トルガ・ウシュク氏の質問に答えた。同氏は「クズルエルマは戦闘機と戦えるようになるだろう」と話し、次のように述べた。

■クズルエルマか、F-35か

初飛行を終えた飛行機とすでに多くの国で使われている飛行機を比較することはあまり正しくないかもしれないが、クズルエルマが完全に使用準備ができた時いくつかの面では優位に立てるかもしれない。今のところ私たちには無人で外部から制御される飛行機がある。[国外の]第5世代航空機はとても高度なレーダーと装備を有している。我が国も現在第5世代航空機の開発をしている。クズルエルマは将来的に第5世代の航空機を打ち負かすだろう。

■音速のクズルエルマがやってくる

加えてとても速いです。音速の新型の製作も検討している。それはあまり使われていないバージョンだ。音速を超えて飛行可能な新型になるだろう。加えてクズルエルマはアグレッシブな機動も行う。2021年の早い時期に現れた。もちろん、アクンジュを作らずにこれを行うことは無理だった。私たちはF1チームのように働くチームだ。ある意味、ミニ無人飛行機の開発と一緒にクズルエルマのソフトウェアを綿密に作っていた。今、私たちのチームはもっと規模が大きい。私の専門分野はこれらの自動飛行だ。当時の官僚たちは、様々な言い訳で誹謗中傷をしてマラズギルト計画を中止させた。南東部で集中的にフィールド研究をしたときは、3~4年を費やした。

■「このテクノロジーは戦場の前線の兵士と共に開発された」

バイカル社は約20年前、家族事業として無人戦闘機の取り組みを開始した。小さなチームだった。誰からも一銭の支援も受けずに始められた。我が国のテクノロジーにおける包囲網を打破する動きとして捉えた。火花を散らすと、まさにヌリ・デミラ、ヴェジヒ・ヒュルクシュが「未来は空にある」という言葉に従ったように、私たちはその言葉に従った。その冒険は我が国に衝撃を与えた。時には困難にも直面した。私の父は次のように言っていた。「我々の飛行機は官僚の廊下ではなく、ガバル、シュルナク、ハッキャーリ(注)と言った地で我が国の空をいつも飛んだ」と。物語の中の最も重要な部分の1つはこのことだ。このテクノロジーは戦場の前線の兵士と共に開発された。父は実業家で優秀なエンジニアで、祖国を愛するあらゆるエンジニア同様に[自国産の]飛行機を作るという夢があった。私も模型飛行機やロボット工学にも興味があった。テクノフェスタも実は「子どもが来て触って、ひょっとしたら我が国の宇宙プログラムで働くかもしれない」というモットーで開催されている。ある意味、世界で見渡してみても航空・宇宙プログラムを作り上げる人には、過去にこのような思い出がある。私たちもこのような思い出や体験を作りたいのだ。

(注)いずれもトルコの南東部、東部国境地域にあたる。

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:54760 )