イスタンブルの貯水池、危機的状況
2023年01月08日付 Milliyet 紙


イスタンブルの水需要をまかなっている10個のダムの水位が32.15%まで低下した。カザンデレ・ダムは昨年5月の段階では100%に達していたが、最新のデータでは6.6%に低下。パプチデレ・ダムも水位94.64%から4.95%に低下した。トラキア地方にある14個のダムの水位は44%にまで低下している。

ここ最近のトラキア地方の長引く雨不足により、イスタンブルを支えるダムをはじめとする同地域の14個のダムは枯渇している。イスタンブルの水需要をまかなっているクルクラーレリ州ヴィゼ郡にあるカザンデレ・ダムは、5月に100%だった水位が 6.6%にまで低下し、パプチデレ・ダムも水位94.64%から4.95%に低下した。

イスタンブルの各ダムの最新の水位は次のとおり。
オメルリ・ダム 35.96%、パブチデレ・ダム 4.95%、サズルデレ・ダム 37.53%、ブユクチェクメジェ・ダム 35.15%、アリベイ・ダム 18.19%、テルコス・ダム 38.5%、カザンデレ・ダム 6%、エルマル・ダム 31.22%、ダルルク・ダム 28.75%、ウストランジャラル・ダム 37.2%。

■トラキア地方の14ダム、一カ月で5万2235立方米の水消失

エディルネ、テキルダー、クルクラーレリにある14個のダム水量は、2022年12月時点で5億 1145万8千立方米と測定されていた。この値が1月には4億5922万3千立方米に。つまりダム14個で一ヶ月間に5万2235立方米の水が減少した。

エディルネにある6個のダム水量は、2022年1月には2億529万5千立方米だったが、2023年1月では1億7592万5千立方米に減少。同じ期間でクルクラーレリの4個のダム水量は1 億8885万9千立方米だったのが1億4818万4千立方米に減少した。

このようにエディルネとクルクラーレリで減少が見られたものの、テキルダーでは、2022年1月に4ダムで1億3100万4千立方米だった水量が、2023年1月で1億3511万4千立方米に増加した。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:54776 )