ラーミー兵舎の歴史とラーミー図書館開館予定は?
2023年01月11日付 Hurriyet 紙


18世紀半ば頃に建てられたラーミー兵舎は、修復作業後ラーミー図書館として使用される予定である。オリジナルに忠実に修復・改修されたラーミー兵舎図書館が公開される予定である。エルドアン大統領が落成式を行う予定のラーミー図書館は36000平方メートルの建築面積を持ち、51000平方メートルの国立公園も備えている。さて、ラーミー兵舎はどこにある?ラーミー兵舎図書館はいつ開館する?ここではラミーミー兵舎の歴史と重要性を見ていく…

ラーミー兵舎に関する研究が話題になっている。修復されたラーミー兵舎は図書館として毎日24時間開館する予定である。さて、ラーミー兵舎はどこにあるのか、ラーミー図書館はいつ開館するのか?詳細は以下の通り…

■ラーミー兵舎はどこにある?

18世紀半ばに頃に建てられたラーミー兵舎は、エユプスルタン区にある。ラーミー兵舎は修復・改修・再建工事の後、250年以上の歴史を持つラーミー兵舎図書館となる予定だ。

ラーミー兵舎(別名ムハンマドの兵士達の兵舎)は、イスタンブルのエユプスルタン区にある、250年以上の歴史を持つ歴史的建造物である。エユプ地区とラーミー地区の境にあるラーミー兵舎もしくは古記録名「ラーミー農場兵舎」はムスタファ三世の治世(1757~1774年)に初めて建設された。 

■ラーミー兵舎図書館はいつ開館する?

ラーミー兵舎図書館は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の立ち会いの元1月13日金曜日に開館される予定である。ラーミー図書館は、空からの映像も公開された。

ラーミー図書館は、個人や団体の閲覧室、活動スペース、ワークショップスペース、障がい者のために用意された障がい者センターに、雑談会、セミナーや展示会など様々な利用機会を備えた大きなキャンパスとして設計された。子供から若者、大学生から研究者まで皆の興味を引くキャンパスで毎日24時間開館している図書館は、一日中読者や研究者にサービスを提供する。

■ラーミー兵舎の歴史

ラーミー兵舎(別名ムハンマドの兵士達の兵舎)は、 イスタンブルのエユプスルタン区にある、250年以上の歴史を持つ歴史的建造物である。エユプ地区とラーミー地区の境にあるラーミー兵舎もしくは古記録名「ラーミー農場兵舎」はムスタファ三世の治世(1757~1774年)に初めて建設された。

マフムト二世の治世下の1828~1829年に改築され、拡大された。後にイェニチェリ隊を廃止したマフムト二世は、新たに設立した軍隊を「ムハンマドの兵士達(神の啓示を受けたムハンマドの兵士達)」と名付けた。レヴァントのイェニチェリ兵舎は砲撃によって破壊されたため、新設された軍隊の兵士達はラーミー兵舎に配置された。1836~1837年に工兵学生達がラーミー兵舎の陸軍士官学校に移ると兵舎は「科学陸軍士官学校」と呼ばれ始めた。

共和国時代にも軍隊に使用されていたラーミー兵舎は、休息所を作ることを条件に1980年代前半に参謀本部によってイスタンブル市当局に譲渡された。兵舎内の第一軍兵士達はイスタンブル外の新設された兵舎に移され、ラーミー兵舎は明け渡された。そして利用可能な状態で市当局に引き渡された。

イスタンブルの中心部にある、22万平方メートルの土地を持つ兵舎を引き継いだイスタンブル市は、まず兵舎の巨大な建物を文化センターに、兵士達が訓練を受けた広い土地を公園やプール、サッカー、バスケットボールなどのスポーツエリアにするために事業計画を用意した。しかし、イスタンブルが息づく、ギュルハネ公園のような新しい憩いの場とすることを条件に市に引き渡された兵舎を、1986年に当時のベドレッティン・ダラン市長は臨時に食品卸売市場に割り当ててしまった。この歴史的建造物は長い間食品卸売市場となった。

イスタンブル市の決定により、ラーミー兵舎の修復作業が開始され、博物館や図書館として利用される予定である。兵舎の中央の空間は植林されて森林化される予定である。

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( 翻訳者:田原紗樹 )
( 記事ID:54793 )