イラク:国家安全保障顧問がルーマニア大使にテロとの戦いへの連携を呼びかける
2023年01月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
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■イラク高官が「テロ」を撲滅するための国際協力を呼びかける:「ISIS」は中東地域と世界にとって脅威である

【バグダード:本紙】

イラクのカースィム・アアラジー国家安全保障顧問は、ルーマニアのラドゥ・オクタヴィアン・ドブリ在イラク大使との会合において、イラクは枢軸国からは距離をとった政策を採用し、「テロ」との戦争においてイラクの側に立った国々との真のパートナーシップを築くために尽力していると強調した。

国家安全保障顧問の広報事務所は報道発表で、その会合では「イラクとルーマニア両国家と両国民の利益となる分野における、友好、協関係の強化の追求」がなされたと述べた。

アアラジー氏はルーマニア大使に対して「イラク政府は枢軸国からは距離をとった政策を採用し、「テロ」との戦争においてイラクの側に立った国々との真のパートナーシップのため尽力する」と強調した。さらに「NATO加盟国であるルーマニアがイラクに対して支援をしたということは、両国を繋ぐ仲間がいることを意味する」ことを指摘した。

そしてアアラジー氏は「安全保障における両国の協力と情報交換は、中東地域の安全と安定にとって重要である」と明言し、「テロリストのダーイッシュはいまだ中東と世界中への脅威でありつづけており、それを撲滅するためには全員で協力をしなければならない」ことに注意を喚起した。

イラク高官によれば、「イラクは主権をもつ国家であり、どちらか一方の側に立つことを拒否する。紛争の舞台から離れ、自身の国益について考える権利」がある。同氏は「イラクは多民族・多宗教の国であり、全ての人にとって安心な地域であることを望んでいる」と強調した。

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( 翻訳者:玉川公子 )
( 記事ID:54814 )